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言葉でくくる

参議院選の結果は、まだまだ、尾を引いていますが、ここで、私が日頃考えている
何かを「言葉でくくる」危険性に沿って、参議院選を振り返ります。

さて、「言葉でくくる」という意味は、どんなことでも、どんな人格でも、多面性があるのに、
何かひとことで、表してしまうことを、ここでは指します。
そして、くくることで、その出来事や、人格に「見ない部分」を作り出し、
言葉では、理解したようでも、実は、「臭いものに蓋」だけで、何の解決や前進にならないこと、
そして、また、くくることで、そのことの本質や事実と違った、虚像を生み出すこと
を意味します。

さて、選挙前に、「勝敗」という言葉が、今まで僕が記憶している過去の選挙と比較しても、
多く使われた気がします。その最も最たるものが、阿部晋三さんが
「私と、小沢さんの、どちらを選びますか?」です。
この時点で、すでに「見えない」部分を作り出しています。
以前「勝ち負け?」という項目で、書いたとおり、選挙を簡単に勝ち負けでは表せません。
この「勝敗」というくくりで、今、日本が抱えている具体的な問題が語られることが減り
単に阿部さんを選ぶか小沢さんを選ぶかの二択に置き換えられてしまいました。

さて、選挙速報が始まった午後9時頃から、また、言葉のくくりが始まります。
民主党の候補の当確発表が続き、民主党のみなさんは、歓喜しだし、
自民党のみなさんは、苦虫をつぶしたような表情になります。
そして「歴史的敗北」「民主党が参議院第1党」と、くくられた時の、
関係者の表情の変化が、とても興味深く、今の国会が、国民の代表の集まりではないことが
明確になっていきます。
まず、勝利を予想はしていたものの、「参議院第1党」とくくられたとたんに、
彼らは言葉を失います。勝つことには努力したが、具体的に、国政を担う策がなかったのです。
「勝敗」とくくられたことで、政策の内容を煮詰める作業を忘れ、勝てば、国民から
具体的な要求が出て、結果を残さなければ次回の選挙では負けることに、今更気付いたのです。

一方、自民党は、負けることは、わかってはいたものの、敗北が何を意味するか、
恐らく、考えてはいなかったようです。
衆議院で過半数の議席を持っている責任からくる、国政を停滞させない責務、
阿部内閣が起こした問題が、再度問題視され早急な対策が必要となることを
誰も予想し、具体的な案を考えてはいなかったように見えます。
「歴史的敗北」とくくられたことで、ハードルは高くなり、前にも後ろにも、行けない状況に追い込まれたように、見えます。
そして「民意」という言葉のくくりが生まれて、民主党にも、自民党にも、
この選挙の結果を乗り越える策が無いことを、「民意を受けて」の一言で
隠そうとしていますが、果たして、この次に出てくる、くくられた言葉は、
何を浮き彫りにするのか。または、隠すのでしょうか?

いずれにせよ、言葉でくくることの危険性は、この一連の流れで、ハッキリしてきました。
新聞や、ニュース番組の製作に関わる方にも、この危険性は、ご理解頂きたいと思っています。
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2007年08月11日 やるべきこと トラックバック:0 コメント:0












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